【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「詳しいっていうか、ルールぐらいなら分かりますよ♪」


バッティング娘の笑顔を見た後すぐ、一輝が口を開いた。


「野球部のマネージャーしてくれない?」


まるでスカウトの如く言い放つ。

そういえば、キョンキョンをマネージャーに引っ張ったのも一輝だったな…。


あんなにさっきまで悩んでたくせに、超笑顔の一輝とキョンキョン。




「あたしでいいんですか!?」


しかも予想外の好感触だし。


「高校生になったら、野球部のマネージャーになりたいって思ってたんですー♪」


お互いの利害が一致して、晴れて新マネージャーが決まった。

ま、顔はかわいいから俺はいいけどー♪


そしてその後、選手も10人入部した。

今後の野球部の運命を握る新入生。


お陰で、練習メニューの幅もかなり広がった。
< 139 / 352 >

この作品をシェア

pagetop