【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
10★副主将
「………というわけで…一輝は夏の大会に出られないかもしれない」
そんな情報がキョンキョンの口から突然、俺と励ちゃんに伝えられた。
新チームがうまく動き始めた頃、一輝とキョンキョンは事故に巻き込まれた。
一輝がキョンキョンをかばって、キョンキョンのケガはたいしたことないらしいけど……
「は?…まじで?」
「骨折!?」
この時期に左腕骨折は、かなり痛い…。
「一輝もちょっと荒れちゃってる…」
今にも泣き出しそうなキョンキョン。
「そうだよな……一番ショックなのは一輝だもんな」
もし俺が一輝だったら…って考えただけでも死にそうなぐらい辛い。
「あたしにできることなんて……何もなかった」
「そんなことないよ。叶夏ちゃんが悪いわけじゃないし」
励ちゃんが優しい言葉をかけるけど、流石の励ちゃんも焦っているように見えた。
「そんなの俺らだって一緒だしな」
そんな情報がキョンキョンの口から突然、俺と励ちゃんに伝えられた。
新チームがうまく動き始めた頃、一輝とキョンキョンは事故に巻き込まれた。
一輝がキョンキョンをかばって、キョンキョンのケガはたいしたことないらしいけど……
「は?…まじで?」
「骨折!?」
この時期に左腕骨折は、かなり痛い…。
「一輝もちょっと荒れちゃってる…」
今にも泣き出しそうなキョンキョン。
「そうだよな……一番ショックなのは一輝だもんな」
もし俺が一輝だったら…って考えただけでも死にそうなぐらい辛い。
「あたしにできることなんて……何もなかった」
「そんなことないよ。叶夏ちゃんが悪いわけじゃないし」
励ちゃんが優しい言葉をかけるけど、流石の励ちゃんも焦っているように見えた。
「そんなの俺らだって一緒だしな」