【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
その日の練習は早めに切り上げて、キョンキョンと励ちゃんと病院に向かった。
コンコン
キョンキョンがゆっくりと扉を開けると、痛々しい姿の一輝と目が合う。
「おー!!一輝♪久しぶりっ」
「お前ら練習は?」
俺の言うことは無視して、冷たく言葉を投げてきた。
「今日だけ抜けてきたんだ。監督にもちゃんと言ってきたよ」
そんな励ちゃんの説明にも反応しないから、とりあえず気分転換になるように話しかける。
「つか一輝!!お前個室とか贅沢だな〜」
「明日には退院だけどな」
一輝は元々テンション高いわけじゃないけど、今はもう本当に死人に近い。
同じ立場だったら、俺だって絶対こうなると思う。
「もう退院していいの!?」
「腕が悪いだけだし、もう検査も終わったし。明日の午前中にはここ出てる」
コンコン
キョンキョンがゆっくりと扉を開けると、痛々しい姿の一輝と目が合う。
「おー!!一輝♪久しぶりっ」
「お前ら練習は?」
俺の言うことは無視して、冷たく言葉を投げてきた。
「今日だけ抜けてきたんだ。監督にもちゃんと言ってきたよ」
そんな励ちゃんの説明にも反応しないから、とりあえず気分転換になるように話しかける。
「つか一輝!!お前個室とか贅沢だな〜」
「明日には退院だけどな」
一輝は元々テンション高いわけじゃないけど、今はもう本当に死人に近い。
同じ立場だったら、俺だって絶対こうなると思う。
「もう退院していいの!?」
「腕が悪いだけだし、もう検査も終わったし。明日の午前中にはここ出てる」