【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「続きはまた今度なっ」
がんばって余裕な顔をして、アイボンから離れる。
ふぅーっと一息ついたとき、後ろから小さなアイボンの声がした。
「……今度って…いつですか?」
「え?」
潤んだ瞳が、俺に訴えてくる。
真剣なその目から逃げられなくなる。
「優勝したらで…いいっすか?」
俺の口から出たのはそんな言葉。
本当はすぐにキスしたいのに、あえてその言葉を選んだ。
そしたら絶対、俺はがんばれるから。
緊張なんて忘れてしまうぐらい、夢中になれると思うから。
「じゃああたしも…優勝したら…話したいことがあります」
話…?
「そっか。じゃあ絶対勝たねーとな」
ニッて笑うと、いつもの優しい笑顔が返ってきた。
明日もこうやって笑い合えますように!!
がんばって余裕な顔をして、アイボンから離れる。
ふぅーっと一息ついたとき、後ろから小さなアイボンの声がした。
「……今度って…いつですか?」
「え?」
潤んだ瞳が、俺に訴えてくる。
真剣なその目から逃げられなくなる。
「優勝したらで…いいっすか?」
俺の口から出たのはそんな言葉。
本当はすぐにキスしたいのに、あえてその言葉を選んだ。
そしたら絶対、俺はがんばれるから。
緊張なんて忘れてしまうぐらい、夢中になれると思うから。
「じゃああたしも…優勝したら…話したいことがあります」
話…?
「そっか。じゃあ絶対勝たねーとな」
ニッて笑うと、いつもの優しい笑顔が返ってきた。
明日もこうやって笑い合えますように!!