【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「彼女いない仲間だと信じてたのに…」
「ぐはは!!元気出せって!!女だけが全てじゃねぇよ」
俺はバンバンと力いっぱい猛の背中を叩いた。
「彼女いる人が言っても説得力ねぇー!!」
グラウンドに響くデカイ声で猛が叫ぶと、すぐに気付いた一輝が近寄ってきた。
「お前ら片付けが先だろ?」
いつもの俺らなら、一輝の言う通りに片付けを優先してたと思う。
でも今日は、狂ってる奴が一人。
「一輝さーん!!何で皆には彼女がいるんすかっ!!」
「おわ!?」
体を大きく揺すぶられて、流石のマイペース一輝も異常に気付いたらしい。
確かに猛の言う通り……
俺にはアイボン。
一輝にはキョンキョン。
励ちゃんには遠恋中の彼女。
誠二郎にも他校の彼女がいる。
猛はついに涙を目にためてる…。
「ぐはは!!元気出せって!!女だけが全てじゃねぇよ」
俺はバンバンと力いっぱい猛の背中を叩いた。
「彼女いる人が言っても説得力ねぇー!!」
グラウンドに響くデカイ声で猛が叫ぶと、すぐに気付いた一輝が近寄ってきた。
「お前ら片付けが先だろ?」
いつもの俺らなら、一輝の言う通りに片付けを優先してたと思う。
でも今日は、狂ってる奴が一人。
「一輝さーん!!何で皆には彼女がいるんすかっ!!」
「おわ!?」
体を大きく揺すぶられて、流石のマイペース一輝も異常に気付いたらしい。
確かに猛の言う通り……
俺にはアイボン。
一輝にはキョンキョン。
励ちゃんには遠恋中の彼女。
誠二郎にも他校の彼女がいる。
猛はついに涙を目にためてる…。