【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「早く」


冷たい猛の視線が一輝に刺さる。


「……意外と優しいとこ…?」


ボソッと一輝が答えたけど……


「そんな無難な答えいらないっす。ぶっちゃけてくださいよ」


ぶはっ!!ウケる!!

一輝にそんなこと言えるとは!!


励ちゃんも誠二郎も気になるらしく、じっと一輝を見る。




「……結構…好きって言ってくれるし…」


「まじで!?意外!!キョンキョン強がってほとんど言わなそうなのにっ」


つい、一番に反応してしまった。

あのキョンキョンもかわいいとこあるんだー…。


「はい、次励さん」


仕切るのはもちろん猛。

ボーイズトーク、楽しくなってきたぞ!!
< 245 / 352 >

この作品をシェア

pagetop