【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「あはは!!本当にいい反応するね。今までスカウトした子とはまるで違う」
ついには腹を抱えるようにして笑い始めた。
「普通はどんな反応なんですか?」
動けない俺に代わり、監督が聞いた。
「人それぞれだけど…とりあえず間違いなく、皆緊張の顔を見せますね」
「あぁー、爽は緊張からは掛け離れてますからね」
二人が微笑みながら会話してる。
当事者は俺なのに、まるでテレビでも見てるような気持ちだった。
「大物だね。それとも…プロには興味ないかな?」
「いえ、もちろんプロにはなりたいと思いますけど…」
急にこんな展開になるなんて、想像すらしてなかった。
スカウトの声が俺にかかるなんて、夢にしても贅沢過ぎる。
「それはよかった。でも今日は遅いから、また日を改めて話にこさせてもらうよ」
ニコッと優しく微笑み、監督にも挨拶をして、本当にその日は帰って行った。
ついには腹を抱えるようにして笑い始めた。
「普通はどんな反応なんですか?」
動けない俺に代わり、監督が聞いた。
「人それぞれだけど…とりあえず間違いなく、皆緊張の顔を見せますね」
「あぁー、爽は緊張からは掛け離れてますからね」
二人が微笑みながら会話してる。
当事者は俺なのに、まるでテレビでも見てるような気持ちだった。
「大物だね。それとも…プロには興味ないかな?」
「いえ、もちろんプロにはなりたいと思いますけど…」
急にこんな展開になるなんて、想像すらしてなかった。
スカウトの声が俺にかかるなんて、夢にしても贅沢過ぎる。
「それはよかった。でも今日は遅いから、また日を改めて話にこさせてもらうよ」
ニコッと優しく微笑み、監督にも挨拶をして、本当にその日は帰って行った。