【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「アイボン、チューは?」
帰り道、懲りずにまたねだってみる。
今日は気持ちよく練習もできたし、いつも以上の充実感でいっぱいなんだ。
「そ、爽先輩…本気ですか?」
お?意外といい感じだったり?
「超本気♪二人のときは敬語もいいっつってんのにー。”先輩”も嫌だー」
調子に乗って、更にわがままを付け加えてみる。
どれか一つでも叶えば、儲けものだし。
「……本当に教えてくれる?」
上目使いで見られて、ドキッとする。
自分がかわいいの自覚してよ…。
少し心配になっていると……
チュッ
本当の本当に一瞬。
唇が重なった。
わけが分からない俺は、ただ目をパチクリさせる。
「……教えて?」
帰り道、懲りずにまたねだってみる。
今日は気持ちよく練習もできたし、いつも以上の充実感でいっぱいなんだ。
「そ、爽先輩…本気ですか?」
お?意外といい感じだったり?
「超本気♪二人のときは敬語もいいっつってんのにー。”先輩”も嫌だー」
調子に乗って、更にわがままを付け加えてみる。
どれか一つでも叶えば、儲けものだし。
「……本当に教えてくれる?」
上目使いで見られて、ドキッとする。
自分がかわいいの自覚してよ…。
少し心配になっていると……
チュッ
本当の本当に一瞬。
唇が重なった。
わけが分からない俺は、ただ目をパチクリさせる。
「……教えて?」