【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
17★卒業
ドラフトも無事終わり、年が明けた一月。
暑い夏を忘れそうな程寒い日が続いてる。
「アイボン寒いー」
家ん中だけど、適当な理由をつけてアイボンにくっつく。
今日は野球部の練習も休みだし、俺も休養日にした。
「もー…仕方ないなあ」
口ではそんなこと言いながら、コテンと頭を俺の方に傾けるアイボン。
最近特に忙しくて、今日は久しぶりにゆっくりできる。
「……何かあった?」
俺はいつも通りにしてたハズ。
何でアイボンは気付くかな…?
「んー…今ちょっとへこんでる」
自分の弱さを他人には見せたくないけど、アイボンには見られてもいいかなって思う。
「二軍の練習はついていけるんだけど、やっぱ一軍はレベルが違うんだ…。レギュラーの人らは更に別格」
プロがすげぇのは分かってたけど、ここまで差があるとは思わなかった。
「で、もがけばもがく程…調子悪くなる」
がんばらねぇと!!って追い込まれると、いい結果を出せなくて。
最悪な悪循環。
暑い夏を忘れそうな程寒い日が続いてる。
「アイボン寒いー」
家ん中だけど、適当な理由をつけてアイボンにくっつく。
今日は野球部の練習も休みだし、俺も休養日にした。
「もー…仕方ないなあ」
口ではそんなこと言いながら、コテンと頭を俺の方に傾けるアイボン。
最近特に忙しくて、今日は久しぶりにゆっくりできる。
「……何かあった?」
俺はいつも通りにしてたハズ。
何でアイボンは気付くかな…?
「んー…今ちょっとへこんでる」
自分の弱さを他人には見せたくないけど、アイボンには見られてもいいかなって思う。
「二軍の練習はついていけるんだけど、やっぱ一軍はレベルが違うんだ…。レギュラーの人らは更に別格」
プロがすげぇのは分かってたけど、ここまで差があるとは思わなかった。
「で、もがけばもがく程…調子悪くなる」
がんばらねぇと!!って追い込まれると、いい結果を出せなくて。
最悪な悪循環。