【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜
「最近会ってないんだー」
って不安や悩みを打ち明けてくれた。
一通り聞いた後、俺は思ったことを口にした。
隠すことじゃない事実。
「成宮さんに言えばいいのに。キョンキョン溜め込むタイプじゃねぇだろ?遠慮してんの?」
「なんか…言えないんだよね。あたしも自分がよく分かんない」
まだそんなこと言う?
「だから言ったじゃん」
「え?」
「『絶対キョンキョンと一輝は両想いだって思ってた』って」
「うん?」
「言いたいことが言える関係。そんな素が出せる相手、ほとんどいねぇよ。だろ?」
キョンキョンに言ったつもりが、どこかで自分にも言い聞かせてた。
キョンキョンはそんな相手に出会えたんだ。
それを無視する必要ってどこにある…?
って不安や悩みを打ち明けてくれた。
一通り聞いた後、俺は思ったことを口にした。
隠すことじゃない事実。
「成宮さんに言えばいいのに。キョンキョン溜め込むタイプじゃねぇだろ?遠慮してんの?」
「なんか…言えないんだよね。あたしも自分がよく分かんない」
まだそんなこと言う?
「だから言ったじゃん」
「え?」
「『絶対キョンキョンと一輝は両想いだって思ってた』って」
「うん?」
「言いたいことが言える関係。そんな素が出せる相手、ほとんどいねぇよ。だろ?」
キョンキョンに言ったつもりが、どこかで自分にも言い聞かせてた。
キョンキョンはそんな相手に出会えたんだ。
それを無視する必要ってどこにある…?