学園王子×天然姫1
「嫌いになんかなるはずねぇだろ?」
翔のその言葉はすっごく
あたしに安心をくれたんだ
あたしを抱きしめる翔の手
に力が入った
包み込むように優しい力
「ぜってぇー離さねえ」
ドキンッ
あたしの心臓はすごい音
を立てて高鳴りだす……
翔に聞こえてそうで怖い
「それよりさ…お前俺の事名前で呼んでくれたな」
翔は何か企んでるような
嬉しいような顔して……
あたしを見つめる
翔…それ…反則だって
翔から見つめられたら
あたし死んじゃうよ??
あたし本当に翔が……
翔が大好きなんだ……