俺の宝物
急いでゆりあのとこに行く。



「ただいま!」


「お帰り!お疲れ様。」


笑顔で迎えてくれた。



堅苦しいスーツを脱ぎ、
ゆりあの美味しいご飯。



「うんまあい。」


「ありがと!恋斗。」


「なあ。ゆりあは、恐くない?」


「何が?」


「出産。ほら痛かったりするだろ 」



「恐いよ!痛いの嫌いだし。でもさ、海斗もきっと苦しいんだろうし。
だから、痛いの我慢しなきゃ!」



「そうだな!ゆりあは、本当にママだな!
俺が居るから安心しろ!」


ゆりあは、すげえ。

つかやっばりママってすげえんだな。


俺、めっちゃゆりあが心配だった。


ゆりあは、痛いの嫌いだし、本当に耐えられるかって。


でも、大丈夫だよな!



うん。



大丈夫。




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