俺の宝物
ったくはしゃぎすぎて
ほんとにガキみてえ。



でも、それだけコイツは
純粋なんだな。




この先ずっとコイツはこのまんまなんだろうな。




にしても、よく寝るなあ。



気づけばもう夕方。



そろそろ起こさねえとな。



「ゆりあ、、起きろ。」


「ん~ムニャムニャ。」


寝ぼけながらも、
体を起こすゆりあ。



「あー!!寝ちゃった。
せっかく来たのにい~」



「寝坊助。まっまだ時間はあるさ!」



「そうだね!あっ恋斗夕日!ちょ~綺麗」


「うわっまぢだ!」



目の前に広がる海に、
真っ赤に染まる夕日。




俺たちはしばらく見つめていた。




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