俺の宝物
夜。

ホテルのレストランでディナー。


ゆりあは、髪の毛をアップにして、

何時もの子供っぽい雰囲気とは違う、

大人っぽい雰囲気だった。




「お~いしい!!
あー幸せ。」




「ほんとお前食ってるとき一番幸せそうだな!
つか、食いもんがよく似合う笑っ」



「それって誉めてんの?
からかってんの?」


ぷーっとほっぺを膨らまして、拗ねてしまった。



「わりぃわりぃ。
これ、やるからさ」



「何これ。開けていい?」

俺はゆりあに、小さな袋を渡した。


中身は、、、



「これ…。さっき私が可愛いって言った、ネックレス。
いつの間に!?」


そう、さっき寝てる間に
買ったネックレス。



「気に入ってくれましたか?お姫様。」


「恋斗~。ありがとぅ!!
だああい好き!」


ゆりあは、大人の雰囲気たっぷりのこの店に合わない大きな声で言った。



周りの皆も笑ってる。



でも、俺等にはそんなの
関係ねえ。


つか、コイツは気づいてねえから。




「あ~お腹いっぱいだし、ネックレスもらったし、
幸せ~。」



「良かった。喜んでくれて!っし!部屋戻ろう」




俺達は、食事を終え
部屋に戻った。




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