俺の宝物
夜のビーチをお散歩。


最後の日は、ゆりあの大好きな海でしめくくり!



「ねぇ、恋斗?私がおばさんになってもさあ、ずっと好きでいてくれる?」


急に不安そうになって
俺を見つめる。


「あったりめえだっつうの。ゆりあがしわくちゃになたって、
ずーっとこのままだ」


そう言うと、

ゆりあはにっこり笑顔で

抱きついてくる。



「だーい好き!」



ゆりあのばか。


そんな可愛い顔で言ったら、



照れるっつうの!




にやつきそうになりながら、平然をよそおう。




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