*夢日記*
過去の日記を読み返せばまだまだいろんなことが細かく書いてある。
それでもあたしは学校を休まなかった。
なんでかは分からないけど、
そこで休んでしまったらあたしの負けな気がして休めなかった。
毎日、
「なんで来るんだよ?」
「帰れば?」
って言われた。
学校に行って何が悪い?
あたしが何かした?
なんであたしなの?
そう思って泣きながら日記を書いた日もあった。
それが毎日続けば中学3年になる頃には慣れてしまって、
いつしか日記を書くことで、
日記に怒りや悲しみをぶつけ、
ストレスを発散していた気がする。
高校に行けば平凡な日々が送れると思っていた。
でもあたしが標的になることは変わらなかった。
一つだけ変わったこと。
友達ができたこと。
中学はもちろん友達なんていない。
高校に入学してすぐ、愛ちゃんに話し掛けられた。
初めは疑った。
この子もあたしをイジメるんだって。