*夢日記*

派手グループはみんなで5人。


5対1で何する気なんだろう。



そう思っていると、リーダー格の女にカバンをとられた。



「あっ、返して!」


その中にはあたしの大事なものが。



「なんで?返してほしいなら黙ってろ。そのダサいボサボサの髪、切ってやるよ。」


「ダサいから可愛くしてあげる〜。」


そう言って一人がハサミを出した。


ヤバイ。



「やめて‥‥もう立ち上がったりしないから。」


「うるさ〜い。はいっ、じっとしてなきゃ危ないよ〜。」




嫌。


嫌!



地味なあたしが、おしゃれに何も興味がないあたしが、
唯一がんばって伸ばしてきた髪。






「嫌ー!」



ジョキ‥‥‥



バサッ‥‥‥





< 7 / 24 >

この作品をシェア

pagetop