初恋の味はどんな味?
黒木君は急に顔を真っ赤にすると顔を背けた。



「黒木君?どーしたの?」



黒木君の学ランの裾を軽く引っ張った。



「あ、なんでもないよ…。」



そういっても顔は背けたまま。



一回言いかけたら、そのあとがきになる。



「"それに…"の続きは?」



「………ぃぃ////」



黒木君は顔を背けたまま、ボソッとなにか呟いた。



でも聞き取れない。



「聞こえないよ?もう一回!!」



黒木君の顔を覗き込む。



「だから!!!その…かわぃぃ…。」
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