初恋の味はどんな味?
「ぁ……」



私は黒木君と目が合い、慌てて視線を前に向けた。



見すぎちゃったかな…。



あまりジロジロ見たら、きっと黒木君、余計怒っちゃうよ…。










「!!」




脇腹が触られる感覚に私は反射的に体をひねった。




ガタタッと大きな音が立つ。



クラスのみんなの視線が一斉に私に集中した。



一斉に注目を浴びた私は顔から火が出る思いだった。
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