初恋の味はどんな味?
「なんか怪しいと思って〜あんたのあとを付けたらさ、ここだったわけよ。しばらく待ってみればあとから黒木君の登場!!!」



クスクス笑っている。



バレたのは……私のせい…?



私の不注意のせいで…。



「あんたさ、可愛くないくせになに黒木君と二人で話してんの?黒木君はみんなのものだよ?それを独り占めするなんて、ムカつく。」



由佳里サンはギリッと唇を噛んでいる。



「だから、イジメたわけ。黒木君にばれないようにするのが大変だったね。派手なイジメは出来ないんだもん。」



今までのイジメはすべて由佳里サンの仕業…?



「でも、手紙だけでも効いたんじゃない?辛いでしょう?黒木君に二度と近づかないって約束するなら止めてあげる。どう?」
< 131 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop