初恋の味はどんな味?
黒木君が席につき、周りに女の子達が集まってきた。



その中にはもちろん、由佳里サンもいる。



いつものこと…。



私は気にせず、真凜と話していた。



「ねぇ、黒木君って、彼女いるの?」



騒がしい教室の中、由佳里サンの声がやけに響いた。



一瞬、クラスの女の子が静かになる。



思いがけない会話の内容に私も真凜も話しをやめ、耳を澄ませた。
< 160 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop