初恋の味はどんな味?
ブー…ブー…ブー……。



いつの間にか寝ていたみたい。



ケータイのバイブ音で目が覚めた。



半分寝ぼけた状態でケータイを探り当てると、開いて通話ボタンを押した。



「もしもし…?」



相手の声を聞いた瞬間、完璧に目が覚めた。



『もしもし、桃華?』



く、くく黒木君!?



私は慌てて起き上がると、ベッドの上で正座になった。



「ど、どーしたの?こんな時間に…。」



『どーしたもこーしたもないだろ。お前、バック忘れてったからさ。』
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