初恋の味はどんな味?
言いにくそうに口をもごもごさせたあと言った。



「あの…その……子供って?」



その言葉を聞いてハッとお腹に手を当てた。



黒木君のこちらの機嫌を伺う目に少し苛立つ。



私は黒木君から目を反らした。



どうせ……俺は知らないって…責任はないって言うんでしょ…。



でも、黒木君の口から出てきた言葉は意外だった。



「あの…。」
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