初恋の味はどんな味?
そういうと黒木君は屋上の真ん中に向かって走り出すとバタッと仰向けになった。



「え?く、黒木君!?」



な、なにしてんの!?



戸惑っている私に黒木君は体を起こして私を見ると手招きした。



「来なよ!気持ちいいから!!」



そういってまた仰向けに寝転がった。



私は少し警戒しながら黒木君の近くにいく。



黒木君は笑って自分の隣の床をたたいた。



……一緒に寝ろってこと?



でも…制服が汚れるし…。



戸惑っていると今度は少し強く床をたたいた。



………えーい!!そんなことどーでもいい!!



私は黒木君の隣にゴロッと仰向けになった。
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