初恋の味はどんな味?
7月の上旬。
期末テストが終わると、席替えがあった。
担任の斎藤先生が入ってくるとみんな席に着きはじめる。
「席替えするぞー!!」
教室はざわめき始めた。
喜びの声や"えー"という声が聞こえてきた。
でも私は無感情に聞いていた。
席替えなんてどうでもよかった。
ただ、後ろ側の席になれればよかった。
隣なんてどーでもよかった。
「今回はちょっと違うぞ〜。
最前列の6人は俺の決めたシード選手だ。」
楽しそうに笑う担任とは裏腹に生徒は"えー"と大ブーイング。
「じゃぁ、最前列はな〜…。」
発表された"シード選手"は絶望的な声を出し、他のひとは安堵で笑っていた。
後のひとはクジだった。
期末テストが終わると、席替えがあった。
担任の斎藤先生が入ってくるとみんな席に着きはじめる。
「席替えするぞー!!」
教室はざわめき始めた。
喜びの声や"えー"という声が聞こえてきた。
でも私は無感情に聞いていた。
席替えなんてどうでもよかった。
ただ、後ろ側の席になれればよかった。
隣なんてどーでもよかった。
「今回はちょっと違うぞ〜。
最前列の6人は俺の決めたシード選手だ。」
楽しそうに笑う担任とは裏腹に生徒は"えー"と大ブーイング。
「じゃぁ、最前列はな〜…。」
発表された"シード選手"は絶望的な声を出し、他のひとは安堵で笑っていた。
後のひとはクジだった。