初恋の味はどんな味?
*14番
入学してから3ヶ月。
季節は変わり、桜はピンク色から緑色に変わっていた。
「黒木く〜ん!!」
……はぁ、またきたよ。
ぶりっ子の声で俺の名前を呼ぶのは由佳里サン。
毎時間、休み時間になると俺の席にくる。
由佳里サンとは始めの頃に席が隣だっただけなのに。
それに日が経つにつれて集まってくる女の子の数が増えてる気がする。
周りの男子には羨ましがられたけど俺にとってはうざくて仕方ない。
俺にとっては入学してから変わらないひとに変わらない感情を抱いていたから。
季節は変わり、桜はピンク色から緑色に変わっていた。
「黒木く〜ん!!」
……はぁ、またきたよ。
ぶりっ子の声で俺の名前を呼ぶのは由佳里サン。
毎時間、休み時間になると俺の席にくる。
由佳里サンとは始めの頃に席が隣だっただけなのに。
それに日が経つにつれて集まってくる女の子の数が増えてる気がする。
周りの男子には羨ましがられたけど俺にとってはうざくて仕方ない。
俺にとっては入学してから変わらないひとに変わらない感情を抱いていたから。