初恋の味はどんな味?
キーンコーンカーンコーン……。



やっと終わったぁ〜。



女の子達は「え〜」といいながら残念そうに席に戻って行く。



俺は小さく息をはいた。



「よっ、モテモテ君♪」



「うるせー!!」



声をかけてきた隣の席の浜中を睨む。



浜中は同じサッカー部で一番仲のいいやつ。



いつもからかってきて、めんどくさいけどいいやつだ。



「休み時間になると女の子に囲まれて…なかなかいい気分だろ?」



「全然よくねーよ…。むしろ疲れる…。」



それに坂中サンは来てくれないしな…。



今度は大きく息をはいた。
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