a scar -傷痕-

とりあえず横になってみるけど…寝れない。

思わず携帯に手をのばしてしまいそうになった。

「ん〜」

歯ぎしりと共にアヤの腕が腹にのし掛かる。

重い……

とてもじゃないけど寝る気になれず、暗い真夜中の街。
少しだけ大人になった気がした。
少しだけ変われた気がした。

ほんの少し。
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