紅い部屋
あたしはそんなキイチに見とれてしまった。




―――――――このときのキイチの目は、この先何年も忘れられない。




「名前、なんていうの?」




「え?・・・・・結姫」




「結姫・・・。いい名前じゃん」




ポンポン・・・と、あたしの頭を撫でたキイチ。




あたしは突然のことに、思わず赤面してしまった。




・・・ココが間違いだったのかな?
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