紅い部屋
仕事場の扉を開けると、そこはもう別世界だった。
「キイチさん!どぅもッス!!」
「おぅ」
此処に来れば、もう現実なんて見なくて良い。
俺は、こう自分に言い聞かせてた。
そして、逃げていた。
「キイチさん!どぅもッス!!」
「おぅ」
此処に来れば、もう現実なんて見なくて良い。
俺は、こう自分に言い聞かせてた。
そして、逃げていた。