紅い部屋
「今日、キイチの歌う番だってよ」
「ぇ・・・?俺、歌わないッスよ」
今までも、自分の番になると、誤魔化してきた。
此処のオーナーであるカズが、周りに聞こえない様に、俺に言った。
「じゃぁ、さっきのガキ連れて来れば良いだろ」
俺は驚いて、カズの顔をジーっと見た。
「ぇ・・・?俺、歌わないッスよ」
今までも、自分の番になると、誤魔化してきた。
此処のオーナーであるカズが、周りに聞こえない様に、俺に言った。
「じゃぁ、さっきのガキ連れて来れば良いだろ」
俺は驚いて、カズの顔をジーっと見た。