紅い部屋
俺は何だか悪い事をした気分になった。











「・・・下手、だったか?」





恐る恐る聞いてみた。









「キイチ天才じゃん!!」



「お前有名になれるって!!」



「まじすげぇ!!」






予想外の答えが返ってきたから、少し戸惑った。











「ぁ・・・、ありがとう」








皆が皆褒めてくれたから、俺は少し嬉しかった。













・・・と同時に寂しかった。
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