紅い部屋
平然とそう答える結姫。




そんな結姫の手は、寒さで震えていた。












・・・・・こんな真冬の夜空の下、何をしてんだよ。














俺は結姫の持っていた楽譜やギターをしまった。










そして結姫の手を握り、歩き始めた。








「き、キイチ・・・?」







「少し歩くよ」















俺はそれだけ言って、結姫を連れて仕事場に向かった。
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