紅い部屋
あたしはただ、呆然とその場に立ち尽くしていた。
「キイチ・・・・・!!」
「もう昔のこと」
そう言って、写真に背を向けた。
一瞬見えたキイチの目には、悲しみの色が映っていた。
「キイチ、やっぱり・・・・・」
「黙って」
「キイチ・・・・・!!」
「もう昔のこと」
そう言って、写真に背を向けた。
一瞬見えたキイチの目には、悲しみの色が映っていた。
「キイチ、やっぱり・・・・・」
「黙って」