S物語
資料が配布され、
俺は目を通した。
『接待、来賓受付係か…』
「VIPが来るかもよ」
『まさか・・・』
こんな田舎にVIPなんて
来るわけない。
そう思いながらも
出場選手一覧に目を向けた。
『結構いろんな人が
      走るんだなぁ』
「あ、見ろよ!これ」
この時はまだ誰も再度あの
恐怖が襲いかかろうなんて
予想だにしていなかった。
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