切恋~First Love~
教室に帰って、しばらくしたらホームルームが終わった。
「佳ぁ~耶ぁ~・・・」
一目散に佳耶の元へ向かう。
あ、流菜ちゃんも一緒にね。
あたしが佳耶の席に行って、佳耶から出た第1声。
「南美も険しい道を歩むねー」
・・・人生楽ありゃ苦もあるさ。
「神崎涼、性格悪いー・・・」
結局あの後、神崎涼達はは弱メンにより強制的に雑巾がけさせられてた。
本当にいい気味。
「やっぱり?」
神崎涼は血液型で言うなら完璧なるB型。
「まだ佳耶はそんなに被害受けてないじゃんよー・・・」
「まあね、その分まだいいわ」
佳耶は長い足を見せ付けるかのように足を組み、さらに腕を組んだ。
何か・・・『佳耶様』って感じ。
「うわあ・・・。佳耶ちゃんは本当にスタイルがいいね・・・」
隣で流菜ちゃんが見惚れてた。
あたしだってもう見慣れてもいい位なのに、未だに感嘆のため息が出ちゃう。
「そう?流菜ちゃんも結構いい身体してるよ?男が好きそうな感じの」
『そう?』って・・・嫌味?
っていうか佳耶、発言がエロい!
佳耶は普通にこういうことも言ってのけちゃうんだよね・・・。