【Flower shop】〜恋するエプロン〜

「もう出なきゃ」

私が鐘の鳴る方に
体を向けながら言った。

「そうだな」

楓はそう言って
掃除で使っていた箒を
しまいにお店の中へと
入って行った。

周りを見渡すと
学校へ登校する人が
いつの間にか増えていた
ことに気づく。

楓と話していると
本当に時がはやく経つ、
そう思う。
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