【完】先輩と保健室で



「あ、先輩ケーキありますけど食べますか??」


先輩を引き留めようと、勝手に口から“ケーキ”という単語が出てきた。

その瞬間、先輩の動きがピタリと止まった。


「…ケーキ?」


「あ、はい!!」


私は冷蔵庫を開けて、中にあるケーキを確認する。

今まで作ってためていた物だろうが、いろんな種類のケーキがある。


「食べでもいいの?」


「え……?」


ふと横から声が聞こえて、そっちを見ると先輩の顔がドアップであった。

ど、どうしよう…

先輩の体、近すぎる!!


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