【完】先輩と保健室で
「先輩、離して…」
「んー…」
先輩は私のお腹に手をまわして、背中に顔をスリ寄せる。
「先輩っ!?」
お、おかしい…
先輩が、こんな事するわけ…
「ひゃっ!?」
先輩が、力をいれて震えている私の足の膝をさすった。
その瞬間、足にいれていた力がフッと抜けた。
結局、先輩の膝の上に体を沈める形になってしまった…。
先輩と私の体がくっついて、心臓のドキドキが止まらない…。
「鮎川……」
「…先輩??」
先輩を見上げて見てみると、顔がほんのり赤く目もうつろになっている。
もしかして…酔ってる?