【完】先輩と保健室で
「早く、ケーキ食べよ。」
「あ、はい!!」
私は急いで保健室に入り、ケーキの箱をテーブルの上においた。
先輩はその間に、お皿とフォークと飲み物を出している。
「鮎川…」
「はい??」
「あの幼なじみと、付き合ってるの??」
先輩がそう言った瞬間、漫画みたいにこけそうになった。
「なななな、なんでそんな事…勇悟はただの幼なじみですよ!!」
「………。」
私がそう言ったら、先輩は黙ったまま私に近づいてきた。