【完】先輩と保健室で
「ダメ?」
「いや、ダメっていうか…良いんですか??」
熊切先輩は学年トップを争う成績優秀な人で…
そんな先輩に勉強を教えてもらえるなんて、願ったり叶ったりだ。
「うん。」
「じゃあ、お願いします!!」
私はそう言って、先輩に深々とお辞儀をした。
そしてそのまま、私は保健室の扉を閉めて勇悟の後をおう。
まさか、先輩に勉強を教えてもらえるなんて……
自然と、私の顔から笑みがこぼれる。
「なにニヤケてんだよ、気持ち悪いな……」
「き、気持ち悪くない!!」
そしてその日は、そのまま勇悟と一緒に途中まで帰った…。