【完】先輩と保健室で



「ダメ?」


「いや、ダメっていうか…良いんですか??」


熊切先輩は学年トップを争う成績優秀な人で…


そんな先輩に勉強を教えてもらえるなんて、願ったり叶ったりだ。


「うん。」


「じゃあ、お願いします!!」


私はそう言って、先輩に深々とお辞儀をした。

そしてそのまま、私は保健室の扉を閉めて勇悟の後をおう。

まさか、先輩に勉強を教えてもらえるなんて……

自然と、私の顔から笑みがこぼれる。


「なにニヤケてんだよ、気持ち悪いな……」


「き、気持ち悪くない!!」


そしてその日は、そのまま勇悟と一緒に途中まで帰った…。



< 143 / 389 >

この作品をシェア

pagetop