【完】先輩と保健室で



「すいません…」


「謝らなくていいよ、最初からちゃんとやろ…」


そう言って、先輩は私の方に椅子を近づけてきた。


「え…っ」


ち、近い!!


真横に熊切先輩の顔があって、本当に心臓が爆発しそう…


「あのっ…」


「早くやって。」


「あ、はい…」と言って、私は問題集に目線を移す。

でも、先輩の顔が近すぎて問題を解くどころじゃない。


「先輩、あの…」



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