【完】先輩と保健室で



先輩はそう言って、私の唇に軽く人差し指を乗せた。


「―――っ…」


狭い机の下で、先輩の体が私の体とくっついている。

先輩の息が私の髪に触れて、自分の顔が真っ赤になるのが分かる。


でも、いったい何で先輩はこんな所に……?



「んゃっ…あ…」


「!?」


いきなり聞こえてきた、女の人の甘い声……


東雲先輩の言葉が、私の頭の中で響き渡る。


“イヤラシいことをする所”



< 166 / 389 >

この作品をシェア

pagetop