【完】先輩と保健室で
「…嫌だ?」
「先輩…??」
「昨日、あの幼なじみとは抱きついてたのに……」
先輩はそう言って、私の首筋に昨日の勇悟のように顔をうめた。
「あ、昨日…」
先輩は、いったいどこから見てたんだろうか…?
「昨日のは、その…いきなり勇悟が変なことを聞いてきて……」
「変なこと…?」
「はい、なんか私に好きな人はいるかって……」
私は自然に先輩から顔を離し、話しを続ける。
「だから、その…勇悟とは変な関係ではなく…」