【完】先輩と保健室で
「あはは…」
私は“うん。”とハッキリ言えずに、曖昧な笑いを勇悟におくった。
「ま、小春らしーわな…」
「へ??」
どうせ勇悟の事だから、またバカにされると思ってたんだけど……
「あとさ…その、この前は変なこと言ってごめん。」
「この前……」
その瞬間、あの時の勇悟との光景が脳内に浮かび、一気に顔が火照るのを感じる。
「ううん、気にしてないよ。」
「そっか、ならいいんだけどよ…」