【完】先輩と保健室で
■先輩の甘いケーキ
「よお、小春!」
「あ、おはよ勇悟…」
私は元気のない顔は勇悟には見せれないと思って、無理やり笑顔を作った…。
「……小春?」
「なに?」
「なんか…あったか?」
勇悟がそう言った瞬間、動揺が隠せなくて目をキョロキョロさせる。
「別に、なにも…」
「嘘付け。」
そう言って、勇悟は私の頭の上にポンッと手を乗せた。
そのまま、朝ちゃんと整えてきた髪をグシャグシャにする。
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■先輩の甘いケーキ