【完】先輩と保健室で
「ま、実際のところは小春ちゃんを彼女にしたいんだけどー…」
そう言って、東雲先輩は私の体を自分の方に引き寄せる。
「せんぱっ!?」
「顔真っ赤になっちゃって、かーわいい…」
東雲先輩はそう囁いて、顔をどんどん近づけてくる。
その東雲先輩の目が、いつもより真剣だったから少しドキッとした…。
「先輩…っ!!」
「なにしとんじゃ変態!!」
誰かがそう言って、フライパンで東雲先輩の頭を殴った。
…フライパン!?