【完】先輩と保健室で



いきなり熊切先輩が私の腕を掴んで、ベッドの中に引きずり込んだ。


「え、きゃっ!!」


そのまま熊切先輩に、抱き枕のように抱き締められる。


「熊切…先輩っ!」


「……鮎川」


「へ…?」と変な声を出して、私は熊切先輩の顔を見た。


「先輩…起きて……」


「………。」


熊切先輩は眉間にシワを寄せて、黙って私を見つめている。


「せん…ぱい??」



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