【完】先輩と保健室で
「違うの??」
「そ、そんな事…急に言われても……」
「急じゃないよ。」
街灯に照らされた東雲先輩の顔は、真剣そのものだった。
「あ…私……」
熊切先輩の事が好き??
ドキドキしたり、一緒にいると緊張したり…これって恋って言うのかな…?
分かんないよ…
「分かり…ません。」
「分からないの??」
「はい…。」
私は東雲先輩から顔をそらすと、急に東雲先輩の手が私の顔に触れた。
「東雲…先輩っ?」