【完】先輩と保健室で
熊切先輩がそう言った瞬間、私の心臓がドキンと跳ねた。
何だか分からないけど、凄くドキドキする…。
先輩が触れている頬が、凄く熱くて……
「熊切…先輩…」
で、でも…このままじゃ私の心臓がもたないよ!!
「あのー、俺がいること忘れてませんか??」
東雲先輩が、少し顔を赤くして言ってきた。
そして、熊切先輩はゆっくりと私の頬を離していく……
「あー、んでさ、小春ちゃんはバイト続けるの??」
「へ??」
「だって、智がカメラはいいって言ってんだし…お金貯める必要ないでしょ??」
あ…そうか…。